何をするにも人と関わって生きていくしかないのだと、時折改めて考えさせられることがあります。それは、人と関わるにあたって難しい側面があるからだと思います。
例えば、新しい集団の中に入ると、この人はどういう人だろうと観察を始めます。そして、小さな一言にも右往左往したり、安心したり不安になったりします。
些細なことでも傷つくことがあり、それは自分が悪いからだと思ってしまうこともあります。そうすると、どんどん自信を失って、他の人との関係にもマイナスとなり、肝腎の勉強や活動、仕事にも影響を与えてしまいます。
ところが、別の人も傷ついたことがあると知ると、自分だけが悪かったのではなかったのだと、安心することができます。
自分だけが新しい集団に入るときには、気心が通じ合う人を見つけ、その人の経験を生かすのも手なのかもしれません。
だからといって、誰かのファインダーで除いた人物像だけを頼りにするのではなく、自分自身で人と関わりながら、相手との距離感をはかっていければいいと思っています。