夏休みも終わりに近づいてきました。7月中は猛暑が続いて、このままどこまでいくんだろうという不安すら感じましたが、一転して8月になると雨、雨。農作物への影響が心配です。
さて、この休み中にとても面白い本に出会いました。私は本屋さんでこの本に出会うまで知りませんでしたが、ワイドショーなどでも話題になった作家さんだそうです。
わたなべぽんさんの、「やめてみた。」
自分らしく生きる、人と比べずに生きるということがテーマです。だから、人目を気にしてやってきたことをやめる、やめた代わりに新しいことをやってみるという内容です。
髪型については若い頃から失敗だらけだから、いつも決めておくと安心。しかし、洋服は自分に似合わないのにこだわってしまう。いいなと思って買ってみても、結局コーディネートしきれずにタンスの肥やし。
「自分に自信がもてないから、物を買う」
この言葉にドキッとします。自分にも覚えがありますから・・・
さて、この本を読んでいて、ぽんさんと私は似ているなと思いました。不器用な生き方を素直に表現されているので、とても共感できました。
きっと親世代が、「自分らしくていいんだよ」と安心させてこなかったから、不安感高い人間に育ったのだろうという思いがないわけではありません。しかし、いい年をして親のせいにもできませんよね。
ただ、私は若い人たち、あるいは子どもたちには、「そのままでいいんだよ」「よくがんばっているんだから、自分をほめようね」ということを言い続けたいと思いました。
安心感を与える役割を多くの人が担っていけば、もっと優しい社会になるかもしれません。