昨日、16日に、都立大学駅の近くで行われた研修会に参加してきました。内容は、発達障害のある子どもたちの身体をラクにしようというものです。
私は、卒業論文でドイツの教育家、ルドルフ・シュタイナーの人間観を研究していたので、身体の細部で起こっていることを改善できれば、発達の偏りも改善できる可能性があるだろうということは知っていました。しかし、彼の理論は難しすぎて、今もなお理解できていません。
昨日の研修では、シュタイナーが言ったようなややこしい内容を扱ったわけではありませんが、どこかに「発達がつかえている部分がある」という表現は、なるほどなと感じました。
「つかえている」というのは、レントゲンとか血液検査でわかるようなレベルのことではないと思うのですが、どこかに滞りが起きているのだろうと想像します。そこを取り除くような体操なり、身体作りができれば、可能性が広がるのではないでしょうか。
さて、私が一番心に残ったのは、ハイハイを十分にやらせることの大切さでした。立って歩くことを急がせないで、這うとか、寝転がることによってできる身体の動きを重視して育てること。意外と見落としがちな視点だなと思いました。
小さなお子さんをお持ちの保護者のみなさん、赤ちゃんには是非ハイハイをやらせてくださいね。
参考図書
「自閉っ子の心身をラクにしよう!」栗本啓司著など